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【第33回】選挙運動に参加しました |
2001. 11
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今年の夏は暑かったですねぇ。そんな夏の初めの7月下旬のある日、あたしは参議院選挙の候補者の運動ボランティアをしてました。選挙戦最終日のたった3時間ほどのことですけど、あたしのような人間を「おっ、勝利の女?神だ!」と受け入れてくださった候補者は民主党東京地方区公認の鈴木寛さん(祝・当選。76万票
選挙のビラではなく、どこかのお店のチラシだと思って受け取ったオジさんもかなりいたような・・・。約2名のオジさんにニヤニヤ顔で「おネエちゃん、きれいだね」と言われましたからね。
選挙戦のラストは新宿東口ロータリー。大橋巨泉候補(比例区)、菅直人幹事長に続いて壇上に立った鈴木候補(声が嗄れてよく聞こえない)の演説を聞きながら、アルタ横の「百果園」前で規定の8時ぎりぎりまでビラを配りました。場所柄、今
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度こそ、ほとんどお店のビラ配り状態になってしまい、受け取ってくれたオバさんに
「おネエさん、どっち?」と尋ねられたので「(自民党じゃなくて)民主党です」と答えたら、「そうじゃなくて、おネエさんは(女か男か)どっち?」と尋ね返されるヒトコマもありました。
たった数時間だけで、何のお手伝いにもなりませんでしたけど、あたしにとっては生まれて初めての選挙運動への参加、いろいろ考えさせられ、とても良い体験になりました。
ところで、あたしたちのような一般的な性の有り様と違う人間は、「隠花植物」と言われてきました。お日様の元では生きられない、日の当たる場所=世の中の表立った場所に出てはいけない存在という意味です。それは、世の中からそう強いられてきたと同時に、当事者自身がそう思い込んでいたのです。現在でも、ニューハー
フだから、トランスジェンダーだから、表立 |
「こんな感じで法定ビラ配ってました」
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った場所には出てはいけないという意識、そして、表に出て行く人間を「恥知らず」と批判する感覚は根強く残ってます。
でも、そうなんでしょうか。世の中に積極的に参加しなければ、いつまでたっても日陰の身」のままだと思うのです。自分の人生、頑張って生きてるのなら、生まれた時の性別と違う人生だってぜんぜん恥に思うことはないと思うのです。
順子のチャレンジ、秋の陣は、なんと公立中学校が舞台です。またご報告します。 |
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