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(生活改革)こんな教育もあります "女装家”も登場「よのなか科」 |
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教科書では教えることができない「世の中の生の動き」を教えようという授業。今年3月に就職
情報会社から脱サラし、都内の中学校で教壇に立つ藤原和博さん(47)がプロデュースした。10月に東京都品川区の私立女子中で二年生を対象に行った「差異と差別」がテーマの特別授業には、女性として社会生活を送っている"女装家”の三橋順子さん(男性)がゲストとして登場した。
女子生徒たちは三橋さんの体験談を聞いて「男らしさ、女らしさ」「女性の中にも存在する『男
性』性」について考えたうえで「(性)差別」についてグループディスカッション。
「『女の子なんだから手伝いなさい』『女のくせに生意気』といわれて悔しかった」といった"体
験”を踏まえた意見が相次いだほか、「人と違っていていいとわかって安心した」「三橋さんの
ように自分らしく生きたいと思った」といった感想がもれた。
藤原さんは「子供たちは世の中の本物の大人を見て感じ、発言したり、表現していくうちに自分で考えるというモードに入っていく」と話す。来年4月には都内の公立中の校長に就任予定で、ユニークな発想の授業の輪が一層広がりそうだ。 |
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