[ 1999年12月29日(この1年を振り返って) ] |
今年もいよいよ残り少なくなりました。
この1年、ほんとうにいろいろなことがあり、楽しかったことがあった反面、つらい事も多かった多難な1年間でした。それだけにいつもより長く長く感じられた1年間だったように思います。そのつらい出来事も大勢の友人や仲間の励ましとご支援のお陰で、なんとか乗り切れたように思います。つらい思い出を振り返ってみて、それは次の飛躍のための試練だったと思いたいです。いえ、そうなるようにしなければいけないのだと思います。
今、私は、自分が何をしたいのか、何をなすべきなのかが、ようやくわかってきたような気がしています。ひとりの異性装者として、広い社会の中で、自分の考えを公にすることの意味がわかってきました。それが今の自分にとってのなすべきことだと思います。まだ、具体的には言えませんけど、私の活動をご支援いただいてる方のお陰で、来年は、新しい舞台がいくつか与えていただけることになりそうです。そのチャンスを生かせるよう、老体に鞭打って頑張りたいと思います。
そんな多難な1年で、とりわけ1999年の後半は心身の調子を崩し、CFLのイベントも思うように企画できませんでした。CFLと同様なイベントを企画するグループもだんだん増えて、CFLが女装世界に果たす役割も相対的に低下してきたように思います。とは言え、来年も「自分たちの楽しみは自分たちで作る」「皆なで自由に楽しく遊ぶ」「社会性のあるアクティブな女装ライフ」というCFLの原点に立ち戻って、活動を続けたいと思っています。皆さんの変らぬご参加とご支援をお願い申し上げます。
最後になりましたけど、CFL発祥の地であるBBSのEONが1999年末をもって閉局となります。EONが無かったなら、今日の三橋順子もCFLも無かったと思います。そうした意味で主宰の神名龍子さんには、言葉では表せないくらいの恩義を感じています。EONの歴史的評価については、11月に刊行された『クィア・ジャパン』創刊号(勁草書房)の特集「90年代のクィア」の中で私なりの評価を記しておきました。私にできるささやかな恩返しのつもりです。 神名さんと実務を管理されたサブオペの吉岡純子さん・サブオペ代行の森田あきひさんにも、心からの感謝を表したいと思います。「ありがとうございました。そして長いことお疲れ様でした。今後のEON/Wのご発展を祈念しております。」
それでは、皆さん、よいお歳を。
新しい年、2000年が皆さんにとってすばらしい1年になることを祈っています。
99/12/29(Wed)
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