[ 1999年11月24日(新潮文庫のインタビュー) ] |
今日は、新潮文庫から来年9月発売予定(ずいぶん先です)のインタビュー集『性の哲人たち」の取材を受けてきました。
16時ちょうどに指定の新宿駅東口の談話室「たきざわ」でインタビュアー(著者)の佐竹大心さんにお目にかかりました。この企画、電話で「『性のてつじんたち』という本にでていただけませんか?」とうかがった時、てっきり「性の鉄人」だと思ってしまい、そんな企画に乗ったら「順子ってすげえSex好きらしいぞ。なんてったって性の鉄人だもんな」なんていう噂がきっと流布して困るから、お断りしようと思いました。ところがよくうかがってみたら「さまざまな性に現役としてかかわり、その人なりの哲学を持っている人」という意味の「性の哲人」であるとわかり、それならとお引き受けした訳です。
手渡されたラインナップを見ると、AV監督バクシー山下氏、エロ漫画家山本直樹氏などあたしがお名前を知っている方の他、ストリッパー、スカウトマン、ナンバーワンホスト、ソープランド・オーナーなどが並び、存じ上げている方では縄師の明智伝鬼氏、トランス業界ではニューハーフの松井玲子さん(『花道』の大ママ)のお名前がありました。予想していたより濃いメンバーなんだなぁと思ったものの、性の本質を追求するという企画意図は納得できたので、早速インタビューに入りました。
質問は、あたしの今までの軌跡をたどりながら現在の心境に及ぶオーソドックスな内容でしたけど、あたしの答え方が丁寧過ぎるせいか時間がかかり、予定の2時間をはるかに過ぎて4時間を越えてしまいました。
出版されるのはまだまだ先のことですけど、どういう形でまとめられるのか、楽しみです。
99/11/29(Mon)
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