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2005年10月29日(土) 武州川越「蔵の街」歩き
人気の少ない路地の道端に、こんなお姐さんが立っています。「すいません。会場は?」と尋ねると、袖で隠すように「あっち」と指さします。
指示された方に歩いていくと、そこは「薬師神社」という寂しいお社でした。社前にこんなお姐さんが待ってました。
いつの間にか、さっきの案内のお姐さんもやってきました。
 
そこで問題です。これはなんの集会でしょうか。
A.怪しいお商売のお姐さんのショバ割りの寄合
B.隣組の主婦の井戸端会議
C.単なる着物オフ会
正解はC。誰が見ても普通の「着物オフ会」ですね。
秋の一日、仲良しのYUKO姐さんと、「小江戸」「蔵の街」で知られる武州川越にお出掛けしてきました。
蔵の街地区の陶器商の「やまわ」の前で。私の着物は、薄紅色を基調に、紅、濃淡の青、褐色、茶色、黄色の6色の縞(滝縞)の会津木綿です。
YUKOさんは、鴇色と鼠色の大きな市松柄の紬に、鮮やかなピンク色に扇を織り出した銘仙の羽織。この羽織、地紋を織り出した「カピタン」という八王子銘仙のようです(木村和恵さんの鑑定)。
川越のランドマーク「時の鐘」。江戸初期の寛永年間(1624〜44)に川越城主酒井忠勝が建てたもので、現在の鐘楼は明治27年(1894)の再建。
国指定の文化財になっているモダンな旧埼玉銀行本店(現:埼玉りそな銀行)。
今日の川越行きは、川越市立美術館で開催中の「時代の風、糸の華−昭和モダンの銘仙着物・木村和恵コレクション−」展を見にいくためでした。
銘仙着物の展示を見て、銘仙の収集・研究家の木村和恵さんのキャラリー・トークをうかがって、記念撮影。
帰り道、蔵の街の「はるり銀花」の2階の喫茶室で。蔵造りの窓の鉄格子に、なぜか「ベンガラ格子」を思い出してしまう2人でした。
おしまい...