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2004年11月06日(土) 横浜洋館めぐり

持ち良く晴れた秋の一日、いつもの仲間で、横浜山手の洋館めぐりをして
きました。
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みなとみらい線元町・中華街駅から、谷戸坂の急坂を上って、港のみえる丘公園へ。珍しい?私の後ろ姿。
(提供:めめさん)
噴水越しに、今日最初の集合写真。左から、クニさん、ふくまきさん、めめさん、小紋さん、本間さん、かとちゃん、ともうさぎさん、YUKOさん、くろちゃん、順子の10人が今日のメンバーです。

今日の私の着物は、あずき色の縞お召(京都西陣の矢代仁)。帯は黒地に菊花模様、帯揚は茜染めに更紗模様(田中ゆきひとさん)、帯締は鬱金色。お屋敷めぐりなので、女中頭に間違えられないよう、少し気合を入れました。

今日の帯結びです。菊の柄が偏っているのがかえって気に入ってます。
(提供:めめさん)

ローズ・ガーデンで。この日は、撮影ポイントが多かったせいで、集合写真がたくさん撮れました。

イギリス館。旧英国総領事公邸で、1937年の建築で、横浜市指定文化財です。

イギリス館をバックに。

イギリス館のサンルームでYUKOさん。シボの大きな細い縞柄のお召。地色のグラデーションがおしゃれです。いつもよりぐっと奥様風です(じゃあ、普段はなんなの?)。

イギリス館のサンルームで。丸窓は、この時期の流行。イギリス館はシンプルな中に気品があり、古き良き英国の香りが伝わってきます。

お昼ご飯は、外人墓地前のフレンチ・レストラン「山手10番館」でランチを予約しました。
(提供:ふくまきさん)

メインディッシュは、金目鯛のムニエル。おいしかったです。
(提供:めめさん)

満足の人たち。デザートで、大きなケーキを2つも食べた人は誰かな?。

ランチの後は、岩崎ミュージアムで「変身タ〜イム!」。YUKOさんとめめさんが挑戦しました。なかなか本格的な衣装で、写真付きで3000〜4000円はお勧めだと思います。
YUKOさんは、ルネサンス期(16世紀)のジャーマン・モード。ちょっと出自が怪しい伯爵夫人といった雰囲気。

めめさんは、19世紀後半(1870〜1890)に流行したバッスル・ファッション。後ろ腰にバッスルという枕状のものを入れて、スカートの後ろを膨らまします。宣教師夫人といった感じかな。
二人とも、自分に似合うドレスをよくご存知で、コスプレーヤーとして、さすがだと思いました。

山手資料館の前で。明治末期(1909年)に建てられたの貴重な木造洋館建築 です。

絹糸貿易商エリスマン氏の邸宅だったエリスマン館(1926年)。

エリスマン館の前でYUKOさんと。偶然、二人とも縞お召。色合いも似ていて、まるで姉妹のよう(顔や体格、似てないから、異父母姉妹?)。

ちょっと道を戻って山手234番館(1927年)。ここは外国人向けの共同住宅です。玄関ポーチの左右上下で4世帯が住めます。

後を車が走っていなかったら、いつの時代の写真?と思ってしまいそう。

今日の帯揃え。
上段左から、くろちゃん、かとちゃん、YUKOさん、小紋さん
中段左から、めめさん、クニさん、ともうさぎさん
下段左から、ふくまきさん、本間さん、順子
薔薇、唐獅子、秋の草花など、皆さん、実に個性的ですね。

イギリス人貿易商ベリック氏の邸宅だったベーリック・ホール(1930年)。戦前の西洋館としては最大規模だそうです。
お屋敷の前に、お茶会に招かれた奥様・お嬢様が集まっています。

イギリス人の邸宅なのに、外観はアーチを多用したスパニッシュ様式です。

広いホールには本格的な暖炉があります。窓も大きく明るいお部屋ばかりで、この日、見た邸宅で一番「住んでみたいなぁ」と思ったのがここでした。

2階の「奥様の部屋」で小紋さん。薔薇の柄の着物と帯がベスト・コーディネート。いわゆる「鏡撮り」で帯の前後を一度に写してみました。

階段に並んでみました。お招きされたお宅で、こんなことして遊んでるなんて、困ったお客様たちです。

玄関ホールで。大きな市松模様の床タイルがおしゃれです。

とても雰囲気が合ってる小紋さん(右)とクニさん。姉妹? それとも後妻さんと先妻さんの娘?。

ベーリック邸をお暇する奥様、お嬢様たち。めめさんのお着物は黄八丈。
この後は、代官坂をぶらぶら下り、元町の甘いもの屋さんでお茶とおしゃべりして、解散しました。久しぶりに歩き回ったので、少し疲れましたけど、充実した楽しい秋の一日でした。
 
ご一緒してくださった皆さん、ありがとうございました。
おしまい...