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2004年6月26日(土) 別府旅行(遊廓建築を見学)

Fジェンダー研究会の巡見旅行で、別府に行ってきました。
メンバーは、小谷真理さん、尾山のり子さん、島田喜美子さん、それに私の4人です。
玄関。背後の窓は模様ガラス。
階段を上がったところ。
こった装飾の階段脇の窓。
2階の座敷で。
座敷の窓と招き猫(拡大)
欄間の装飾と屋号の暖簾(貸席 すずや)。
初日の着物は、白地に双子持ちの縞お召に、暗い浅葱色に芦の葉模様の帯。
 
別府駅で、真理さんと待ち合わせて、別府名物の「だんご汁」で昼食後、駅近くの楠町にある「
アホロートル」というカレー&喫茶店に行きました。
 
なぜ、わざわざ訪ねたかというと、このお店が、旧:竹瓦遊郭の建物(鈴屋)を使っているからです。
一部、改装されてますが、意匠をこらした窓や室内装飾など、随所に昔の名残が見られました。
なぜか和んでしまう私。
別府は、南よりの浜脇遊廓が本廓でしたが、駅近くの楠町(竹瓦遊廓)にも料亭約100軒、芸妓180人、妓楼10数軒がありました。
 
この日は、ひどい雨で、建物の外観は撮影できませんでしたけど、遊廓建物の特徴である木造3階建でした。たぶん、2階の座敷が、娼妓と客がはじめに対面する引き付け座敷で、娼妓の個屋は3階に並んでいたと思われます。
 
思いがけないところで遊廓建築の遺構を見ることができてラッキーでした。
ちなみに、このお店の名物、黒豆コーヒーは、なかなか乙な味でした。
(昼食の直後で、カレーがたべられなかったのは残念)
おしまい...