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2004年3月27日(土)お花見(上野公園)

日は、新宿のあやしいお姐さん&お兄さんの親睦グループ、USA(うさぎ
ファンクラブ)&CFL(クラブ フェイクレディ)合同企画「大お花見」の日。
  
上野公園の大十字路(交番がある所)の斜め向、一番立派な桜の木の下に今年も陣取りました。
前夜から場所取りをしてくれたシンさん、ありがとうございました。
今年の桜は、例年よりかなり早く開花したものの、その後の寒さで、ゆったりした歩み。絶好のお花見日和となった今日は7分咲きといった感じでした。
主催者である私は、動きやすい卍崩しの伊勢崎銘仙に横縞の帯で、下町の姐さん風に。
着物仲間では、めめさんと茜さん、それにぺんぎんさんご夫妻が遊びに来てくれました。
着めめさんは、黒地に赤で桜や菊、ききょうなどが入った織りの着物。白地の紬の帯にさりげなく桜の模様。それに竹の柄の銘仙の長羽織。見事なまでの昭和初期モードです。
茜さんは、桜色のウールの着物に、桜柄の塩瀬の桜柄の帯。こちらも現代では有りそうで無いお姿。帯にはちゃんと「酒難除」のお守りが。ちなみにお守りの柄は、盃に千鳥だそうです(お酒を飲んで千鳥足の意味?)。
ぼんぼりに灯が入り、夜桜が闇にあやしく浮かびます。
すでに、性別不明、年齢不明、時代不明のサバト状態。
広く陣取ったのに、ほとんど満員の大盛況でした。参加人数、40名まではちゃんと数えたのですが・・・(推定48名)。
いったいこの人たちは何なのでしょうか? ちなみに後ろの旗を見て、どこかの酔っ払いが「尖閣諸島は日本のものだぁ!」とか叫んでましたけど、私たちに政治性・思想性はまったくありません。
セピアにしてみると、とても現代の写真とは思えません。それもそのはず、実は、昭和12年(1937)の春、上野のお山でお花見をしていた人たちが、時空の歪みで現代のお花見に紛れ込んでしまったのです。
昭和12年と言えば、街には「楽し都 恋の都 夢の楽園よ 花の東京」と藤山一郎が唄う「東京ラブソディ」の軽快なメロディが流れていた頃、後に「小春日和の昭和」と称された帝都東京が最も華やいだ時代です。なお、前列左のお二人は、軍関係の方だそうで匿顔になっています。
昭和12年から紛れ込んだ女子学生?さんです。お名前は、うさぎさんだそうです。彼女、なぜかママチャリに乗っていました。
上野と言えば動物園。上野動物園と言えばパンダです。私たちのために、檻を抜け出て夜間出張サービスをしてくれました。
こうして今年も「大お花見」が無事に?終わりました。
それにしても、ごく普通の人たちが地〜〜味にお花見をしているのに、マスコミはなぜ取材したがるのでしょうか?
おしまい...