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2003年8月10日(日) 真夏の京都 |
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風一過の晴天。薄緑色の夏塩沢に、紺碧(こんぺき)色に水辺の葦を描い |
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た夏帯といういでたちでホテルを出ると、カッと強い夏の日差し。「ああ、夏の京都だなぁ」と思いました。
11時40分前に待ち合わせ場所の四条烏丸のUFJ銀行前へ。香色に紅花?模様(あざみという説もある)の着物に半幅帯を吉弥結びにしたtamiさんがすでに待っていました。少し遅れて、白に鼠色の小さな連珠?を散らした絹芭蕉に、薄桃色に巨大な赤トンボ(ジュラ期に恐竜の上を飛んでたような超大型のトンボ)を描いた帯も鮮やかなれえすの花さんが登場。
花さんの案内で錦小路室町の北京料理のお店「膳処漢」へ。途中、洋装のカクマさんが追いつきました。それにしても、カクマさん、洋装だとさらに若い! |
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「膳処漢」は、室町の呉服問屋さんの建物をそのまま利用したお店で、床の間のあるお座敷にテーブルが並んでいます。たぶん昭和初期の建築と思われる室内は、和・洋、そして漢(中国)折衷の室
内装飾がよく保存されていて、ゆっくり写真を撮りたい雰囲気でした。
今回はランチということで、1500円のお弁当でしたけども、もっといろいろ食べてみたいなと思いました。 |
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お昼ご飯が終ったところでnatsuさんが合流。なにか甘いものが食べたいということで、5人でバスに乗り祇園へ。夏休みの日曜日ということで、ものすごい人出で、お目当ての「祇園恋し」にはい入れなかったのは残念でしたけど、宇治金時を食べておしゃべりしている間に、私のタイムリミッ
トになりました。
四条大橋の際で、natsuさんと記念写真を撮って、MKタクシー(着物の人は1割引き)で京都駅に向かいました。 |
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思えば、夏海さんの紹介で最初に花さんにお会いしたのは、2年前の9月初めの暑い日、待ち合わせ場所も今回と同じでした。カクマさんとの初対面は昨年の7月でした。夏の京都は、私にとって出会いの季節なのかもしれません。
若い頃、平安京のことを研究していた私は、夏休みを利用して文字どおり炎暑の京都のあちこちの史跡を訪ねた思い出があります。その頃には、まさか着物を着て夏の京都の風情を感じるような日が来るとは思いもしませんでした。
出会いに感謝した今年の京都の夏でした。 |
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