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2002年10月27日(日) 京都・盛装オフ

日は、京都で西陣百小路さん主催の盛装オフの日。前夜泊した大阪のホ
テルで時半に起きてみるとお天気は良さそう。お化粧して着付。今日の装いは、芥子色に宝尽くしの模様の訪問着、黒地に菊花模様の帯、帯揚げは朱、帯締めは金茶色。
「左阿彌」の門前で
10時過ぎの新幹線で京都へ。タクシーで直行すると早すぎるので、のんびり市バスでいくことにしました。ところが、東大路の清水坂入口あたりで渋滞。車内が混雑しててやたらと暑いのと気分的にいらいらするので、3つくらい手前の停留所で降りてしまいました。そこからビルの間からときどきのぞく八坂の塔を見ながらトコトコ歩き、八坂神社の南側の坂道へ。お天気も良いし、気温もちょうど良いしで、お散歩気分で歩いていたら、坂がだんだん急になり...。ちょっと息が切れてきたところで、会場の料亭「左阿彌」に定刻の30分前に到着。
(右)幹事のじゅんこさん、(左)紹介してくださったれえすの花さん
東山円山公園の奥座敷「左阿彌」は、江戸時代にこの地にあった安養寺の円山六坊の流れを受け、幕末の嘉永2年(1849)創業という懐石料理の老舗です。門の前を掃いていた男衆さんの案内で見事なお庭を通ってお玄関へ。今日の幹事のじゅんこさんが白地に紅葉や菊を墨絵風に描き、珊瑚色の雲を配した艶やかな訪問着で出迎えてくださいました。
花さんと
夏海さんと
まつやま」三姉妹  (中)やまてんさん、(左)カクマさん
これが、カクマ製二部式角出帯
後はもう、いらっしゃる方、いらっしゃる方、目の醒めるような華やかさで、広い会場もたちまち花に埋もれる感じ。書き切れないのでお友達の装いだけを挙げれば、れえすの花さんは、20才の誕生日にご主人からお祝いに頂かれた黒地の総絵羽の訪問着。すごくお似合いでした。1年2ヶ月ぶりに再会の夏海さんは、風邪気味とかで鮮やかな濃い珊瑚色の色無地。カクマさんは、薄い青鼠色の地にピンクと赤紫の裾模様の上品な訪問着、髪型も良家の奥様風で人違いがしそう。ヤマテンさんは、薄い紫色に梅模様の作家モノの訪問着。あたしといっしょに「まつやま」さんで購入したもので、同じく「まつやま」で購入のカクマさんと3人並ぶと希望小売価格累計200万円(推定)のゴージャスさ。
お庭で
こんな華やかで楽しい場に出席できたのも、昨年9月に夏海さんと京都で会い、その時、花さんを紹介していただき、さらにカクマさん、ヤマテンさんと知り合えたお陰。ほんとうにご縁に感謝しています。また、幹事の西陣百小路のじゅんこさんには、行き届いたお世話をいただきありがとうございました。お話できなかった方もいて失礼しましたが、同席の皆様にも心からお礼申し上げます。
休日の観光客や家族連れで賑わう円山公園を抜けて祇園へ。「祇園小石」の2階で花さん、夏海さん、まつやまさんと甘いものを食べながらおしゃべりしている内に、新幹線の時刻が近づいてきて、名残惜しかったけども一足先に失礼しました。
帰りの車中は、さすがに疲れ切ってほとんど眠り通しでした。
おしまい...