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1年3月4日(日) 銀座でパーティに出席
着
付のお稽古仲間の小谷真理さんの旦那さま巽孝之先生の日本SF大賞受
賞パーティに出席してきました。
10時半、激しくなってきた雨の中を覚悟を決めて出撃!。
といっても、さすがに、下ろしたての訪問着で駅まで10分の道を歩く気にはならず
家の前でタクシーを止めて銀座7丁目まで行ってもらいました(大散財)。
今日の出で立ちは、黒地に帯下から裾先それに袖に、下にいくほどたくさん白で
砂子を散らし、そこに銀の箔押で描いた2cmほどの桜の花びらを重ねて散らした
(左の肩先にも3片ほど)訪問着。
景
縮緬皺の銀色の帯を角出しに結び、薄い紅色の萌黄色ぼかしの長襦袢に桜色
の地に桜の一枝の刺繍半襟を付け、帯揚は黄緑、帯締は濃い桜色、草履は黒
(鼻緒は濃い赤紫)、バッグは黒革の箱型(持ち手と側面に白で桜を描いてある)
という桜尽くしのコーデイネートでまとめました。
会場では、主賓のご夫妻とスタッフの二人以外、ほとんど知らない方ばかりだった
ので
、
主賓ご夫妻にお祝いのご挨拶をして記念写真を撮った以外は
、
ひたすら目
中央:巽先生、左:小谷真理さん
立たず
「
壁の染み
」
をしてました(黒い着物だったので染みにはちょうどよかった)
。
ほとんど場違いな人間が場違いな格好でいるという状況の中で、ただ一人、作家
の佐藤亜樹さんが、あたしの着物に目を留めて誉めてくださったのがうれしかった
です。
お開きになって会場の外に出てみると、雨はきれいに上がり、薄日すら差してい
ました。
日曜日なのでほとんど人通りに無い雨上がりの銀座を、地下鉄の駅までトコトコ歩
いて、家路につきました。